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7/30(日)から8/4(金)までの5泊6日のクロスカブ50で回った旅の備忘録。バイクに乗らない人は「また無茶なことを」とか「ありえないw」のか言うのだけど、ここ3年間しまなみ海道やとびしま海道を自転車で走ってる僕からすると全然楽しい旅だったわけで。
どうやら自分は運転が結構好きで、知らない道を走ったり、頭の中で地図が出来上がっていくことが楽しい人間みたい。各地でゆっくり観光するのもいいと思うし、何人かの気のおけない友人と行く旅もいいけど、40過ぎるとこういう気ままで自由な旅って癒しになります。僕みたいにカブで遠出したい方のためにも反省も含めて少しまとめてみたいと思います。
旅行期間 2023/7/30-8/4
総走行距離 1186.6km
実燃費 59.28km/ℓ
ガソリン代 ¥3566(20ℓ給油)
反省点
・夏のツーリングは日焼け止め必須(参考:盛岡36度)
・給油は早めに!わかってたつもりだけど、45号線は100km以上スタンドないことがザラにある。携行缶も視野に入れても良し。
・夜の走行はやめて正解。路面状況が悪いところなどあるので早朝から昼間の走行が吉。
・トラック、ダンプなどが多い道なので止まって越してもらうなど判断が必要。
・45号線はトンネルが多いので走行注意。トンネル内は路面の轍などが危険。スピード出し過ぎ注意。
・雨具は全身着れるカッパが良い。ポンチョは意味なし。
・砂利道は無理しないで押す方が良い。
・使わなかったけど、指のタイヤチューブ持って行ったのは安心材料。
・旅行前に整備点検してもらったのも良かったし、アドバイスもらえた。
良かった点、オススメポイント
・クロスカブはどこに行っても人気で可愛いので承認欲求が満たされる。
・ホテルなどの裏に無料で停めさせてもらえることも多い。旅館は基本的に好意的かつ快適に停められる。
・交通費のドン引きするくらいの安さ
・時速30kmは景色を見るのに最適スピード
・竜飛崎直前の道は最高。岩泉町への山道もまずまず。青森市への海沿いの道も最高。
ハンターカブ買ってしまったのでクロスカブ50で遠出はしなくなると思うけど、楽しいバイクなことは間違いないのでオススメです。これからも通勤用でお世話になります😃
あとは、仙台まで300キロほど走れば旅も終わり、、なんだけど、一泊追加して気仙沼で鰹食べるのもいいのでは?朝イチ走れば金曜オープンできるだろ、と気仙沼の友達を確保、宿も確保して45号を残り走ります。
途中、浄土ヶ浜に立ち寄ってパシャパシャ。水も綺麗だし、絵になる風景。
気仙沼の居酒屋で魚を堪能しつつ、ホテルで洗濯物を片付けていきます。乾燥機でふかふかの服たち。これで帰ってからの洗濯必要ないのしゅごい。
次の朝は5時前に宿を出て、途中で震災復興記念館的なところに寄って、この道は復興のために活躍した道なんだなぁと実感したりして。でこぼこ道で勾配きつくてヤバいとか言ってごめんね。今はもう、三陸道が整備されて便利になったけど、この道のおかげで忘れないでいられるのかも。
仙台到着して次回まとめ。
4日目の朝、ここからは国道45号線を走破する旅に突入です。
国道45号は実延長で全国4位、総延長全国2位の結構長い国道です。青森市から三陸の海岸沿いを通り宮城県仙台市まで続きます。わざわざ青い森公園の起点までバイクを移動して出発です。ちなみに十和田市までは国道4号と共有道路なので表示にはしばらく格下の45号線は出て来ません。
途中八戸を通るので噂に聞いていた八食センターに立ち寄りお昼にします。刺身とか海鮮買って焼けちゃうエリアは飲みたくなってしまうので回転寿司で手を打ちました。次は絶対誰かに運転させてしてもらって飲むことを心に決めました。
ちなみに本日は特に観光の予定もなく岩泉町にある龍泉洞温泉に宿泊してとにかく癒される予定です。硫酸銅は去年行って楽しかったのでスルー。ちなみに仙台にいると45号ってバイパス感のある道路ですが、海沿いのヤベえ山道です。勾配もやばい。10%勾配2キロとか笑うレベル。そうこの時もちょっとしたアクシデントがあったのです。クロスカブ50はかなり燃費も良くて給油も1日一回とかで足りるのですが、この時は半分くらいまで減って、どこか安いセルフで入れようと鷹を括っていたのです。そしたら、永遠とスタンドがない。人通りもない山道。「え?これまさかガス欠あるかも?」なんて笑ってたけどさすがに赤いライン超えてやばい状況まできて、やっと見つけたと思ったらもう潰れたスタンドじゃん😱って思ったら旗が立っていて奥におばちゃんが。通り過ぎたけどUターンして給油。そこで明細見て血の気が引いたのです。4.2ℓか4.1ℓ入ったの。
見て貰えばわかるんだけど、クロスカブ50のタンク容量は4.3ℓ。4ℓ以上入ったことは記憶してるからまさにガス欠寸前だったわけ。こわぁぁぁ!九死に一生とはこのこと。おばちゃん、ありがとう。飴までもらって生き返ったよね。そしたらね、そこから少し走ったら街に出てスタンド乱立してたの。でも、あそこで入れてなかったら死んでた、多分。
そして龍泉洞温泉ホテルに到着して、風呂入ったらよう皮剥けてて沁みて悲鳴あげた。ちなみに旅館のスタッフさん本当に感じ良くてバイクも快く屋根のあるところに停めさせてくれました。感謝。
夕食がまた豪華で、品数多くて大満足。コスパ良くて美味しい。また泊まりたいな。鰻やら松茸やらウニやら好きなものばかりだった。朝食バイキングには、あの大谷選手が好きな「岩泉ヨーグルト」が出ててこれがまた美味いんだけど、すごく高級なんだって。https://www.iwaizumilk.com/
部屋で飲みすぎて早めに就寝。ちなみに、部屋も笑うくらい広かった。
さて、3日目の朝は8時台には宿を出てまずは電波の届く黒石市中心部を目指します。なんとなくの地図は宿の雑誌から拝借済み。
とりあえず12号→14号と素直に行って竜飛崎を目指すこととしました。十三湖のシジミは今回はスルー。なぜなら、風を受けたら倒れて後ろが見えないミラーをなんとかしないと行けないし、やることいっぱいあるから。朝バイクの前に来て散々たる姿を拭いてあげたりいろいろして、とりあえずなんとか目視で国道まで降ります。ところでパンチ的なやつってこんな朝早くどこで売ってるのでしょうか。コンビニにあるわけもなく、どうしようかと思っていたんですが、わかりました。スタンドですね。いつもはセルフでしか入れてなかったけどここは優しそうなおっちゃんのいるスタンドを探すこととします。すぐありました。ハイオク満タン入れてもらって頼んだら快諾してくれました。作業場でしっかりとミラーを固定してくれ涙でそう。
ちなみに竜飛崎までの道は基本つまらないので省略しますが、津軽方面進むにつれて山のグネグネ道かつ空気も綺麗でツーリング向きの素敵な道路でした。途中道の駅で魚干しラーメンとカレー食べて休憩。
名前が若干あやしい道の駅の食堂ですが、このラーメンがなんとも美味しい。味濃いけど、疲れた体にはこのくらいがちょうどいい。
竜飛崎の方まで来るとさすがに風が強い。さすがは津軽半島最北端の風の町。海沿いの道がまた良い。家々の真ん中をクネクネと右に津軽海峡を見ながら走る。灯台に登ると途中にかの有名な「石川さゆりボタン」がある。そして名物のおばちゃんも。
嬉しくて2回ほどボタンを押して「津軽海峡冬景色」を聴きながら感傷に浸ってると、雨が降ってくる。いつも雨なのかしらね。急いで階段国道と灯台まで登って後にします。
そして国道11号で青森市へ。もはや、友達に連絡などしてないのだけど、「青森来てて連絡しないのひどくない?」とお叱りを受け、快く夜の青森市をDごちゃんと居酒屋へ。青森駅近くの地下市場はもう閉まってたのだけが残念だけど、実はねぶた前日で独特な雰囲気の青森市がエモかった。
飲み屋でも「明日はねぶた見てくんでしょ?」の恒例の質問に「いや、明日帰ります」という空気読まない返事をしつつ酒が進む。就寝。
ちなみにランプの宿には国道102号からの一本道しかありません。国道沿いの虹の湖(道の駅)からのシャトルバスが一般的。てことで、一本道をひたすらカブで登ります。途中「あと少し」とか「がんばれ」的なことが方言で書いてありますがすでに笑える精神状態ではない私は若干イライラしてしまっていました😇そして登りが終わり「あと2キロ」の看板まで来たところ、まさかの急すぎる下り坂。それも砂利。雨。通常だったら冷静にバイクを押して下るのですが「ゆっくりローギアならいけるやろ」と発信した五秒後、ハンドルを取られ転倒。膝は擦りむくし、マムシはいるし。とりあえず起き上がって泥だらけのカブを押して下り駐車場へ。駐車場からもさらに歩いてやっとフロントへ。17時過ぎです。
「すみません、消毒液貸してくれませんか?」と頼んだらアルコールスプレーを指されたので「怪我しちゃってマキロン的なw」と恥ずかしいやり取りする始末。快くマキロンと絆創膏を貸してくれて、部屋へ。もうね、合宿所みたい。催事場もついててなんだか面白い。とりあえず沁みる膝を笑いながら疲れた体を温泉に沈めます。
さて夕飯。
絵に描いたような田舎飯。おばあちゃんちで出てくる感じって言ったらいいのかな?岩魚やイガメンチなど郷土感たっぷり。味付けが濃いめなのも青森来た感あります。ランプの灯された食堂で宿泊者みんなでいただきます。
夜の館内はなんとも言えない雰囲気。電気も電波もないのでランプの灯りだけです。でもトイレだけは電気通しててウォシュレットも完備してるところはありがたい。お風呂は混浴含めて外に3つ、中に一つ(だったはず)。
旅行当時盛岡は36度だったのに、ここは20度代前半だったような。風もあるし、冷房いらず。岩魚が跳ねる音を子守唄に早めに就寝しました。
朝ごはん。
ちなみに宿近くの坂は分かりにくいかもだけどすごい激坂。止まったら落ちちゃうくらい。